鼠の騙し討ち

太刀打できますん

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ルート別に感想を書いていますが、他キャラのネタバレも含んでおりますのでご注意を。


「ましろ色シンフォニー -Love is Pure White-」 その一



アンジェ

愛する人と一つになる、とはどういったことか。体を重ねるという行為は確かに一つになるということになるのかもしれないが、それは比喩でしかなく人はその肉体という檻から抜け出せず云々かんぬん~真実の愛は奇形的だ~とは、昔に誰かが言っていました。しかし、元から歪んだ形を取っている人間同士をかち合わせると、綺麗に丸く収まりますぜ旦那。その発想はあった、とか思うけど、実際やっちゃったシナリオはあんまり無いような。あったとしてもここまで納得させられたのは始めての経験かもしれません。というかこの「ましろ色シンフォニー」がそこに焦点を当てていただけかもしれませんが。
変わっていかなければ、違う自分を探し出さなければ、もうはんぶんを見つけることは出来ないという愛理編に対して、アンジェ編はその反例か。確固とした自分のままで、相手に寄り添うことが可能かどうか。
その一点のみに全て費やし、筋道を立て納得させていく。少々説明臭すぎる部分もありましたが。問題提起と模索にその解答。答えは最初から、メイドである事の意味をはき違えている、と言う事で済むことをアンジェ自身が実体験として見つけた、メイドだから奉仕するのではなく、慕うからメイドとして奉仕するへ。
アンジェの境遇に対して空気読みまくってから、アンジェに対して気を緩めるめまくる新吾君は早急に嫁に来い。アンジェも同様に、元々備わっている力に指向性を持たせるとここまで破壊力が増すものか。サブキャラも言っていましたね。学園へ向けられていたアンジェのメイド力が一人に向けられて~とか。共通ルートからの土壌作りも手伝って磨き上げられた、というかこのゲーム風に言うと、雪だるま式に膨れ上がっていく二人のポテンシャルが恐ろしい。ドラゴンボールでもフュージョンとかポタラで合体すると戦闘力跳ね上がりますもんね。さらにその状態から裸エプロンに変身するとか、どうなっても知らんぞっー! スカウターを製作する技師が裸足で逃げ出しますよホント。
主従の関係と恋愛を一緒くたにしているとは学園長の指摘にもありましたが、いや上とか下とかじゃなくてもうそれが俺たちですから、とか開き直りやがってこんちくしょう強引過ぎるいいぞもっとやれ。



瀬名愛理

愛理が居ればそれで良いや。
と言った一言で、片がつけられないのがましろの魅力か。多分、○○は俺の嫁、という感覚だけの人ほどこの作品を楽しめないのだろうなあと。
ヒロイン単体で萌える事が困難。発売前の人気投票でも、愛理は一位を取れておらず、つまり突出した魅力は無かった。
なのになぜ、ここまで魅力的なヒロインとして映ったのか。
単発的な属性や語尾などといった記号的萌えではなく、新吾との関係性萌え。

新吾の空気読みスキルに対して、物語自体は否定的。アンジェルートでは、張り詰めすぎて和らげなくてはならないものとして。そして何故否定されなければならないのかというと、桜乃の指摘どおり新吾は自分自身のために空気を読んでいる。それに指向性を持たせたのがアンジェルートで、愛理ルートではその壁を壊すことになっている。
愛理にしても、異物を跳ね除けることで自分の安定を守っていたとおり、二人ともかなり頑固。そんな頑なな二人が互いを見ることで自己像へ疑問を持ち、変化していくのは正に"もうはんぶん"と言ったところ。違う人間同士だから起こり得る化学反応的ななにか。なにか、ってなんだ。そこ言及しないと。ええと、それこそがシンフォニー、みたいな。

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あきねずみ

Author:あきねずみ

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