鼠の騙し討ち

太刀打できますん

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エロゲをしていると、そのヒロインに対して疑問に思うことがあります。

なぜそんな髪の色をしているのか?
緑とか青色とかピンクなんてありえないだろうと。舞台がファンタジーならそういった世界なのだろうと納得せざるを得ないものの、それが現実世界を舞台にしているとき、染めているならまだ幾分か分かるものの、眉毛を含め地毛だと言うから驚く。しかもエロゲのヒロインは瞳の色も様々な原色などを取り入れている。もちろんカラーコンタクトではない。そんな色素を持った地球人類がどこにいる?

なぜそんな髪型なのか?
腰まである長髪なんて邪魔になるだけでしょうと。とあるV系バントの人の話によると、腰まで髪があるとトイレに座る時に髪の一番下の部分が水に浸かりそうになって慌てるという。しかし、エロゲのヒロイン群はそんな苦労を臆面にも出さずその腰まで伸びた髪を常にキープしている。大変だろうに。
長髪以外にも様々な奇形としか言い様のない髪形のヒロインも居る。その最たるものが「ときめきメモリアル2」のヒロインの一人だろう。なにせ顎の下で髪を結っているのだ。ラーメン食い辛くね?と、どうでもいい様な心配までしてしまう。

上の二点は単にキャラの書き分けを簡素に、且つ分かりやすくしたためであると思うのですが、それにしたって目が異様に大きかったり学園の制服に奇抜なものがあったりとエロゲに限らず二次元のイラストには、何かと現実離れしたものが付いて回っている事は確かです。
他にも、例えば巨大ロボを扱ったアニメがありますが、あの全長にあの体重でどうやって自重を支えているのかとか、必殺技を使うときあれほどのエネルギーを使ってなぜまだ動けるのかとか、とにかく有り得ないこと尽くめなのが二次元を舞台にしたほとんどの創作物に言えることだと思います。
ロボットアニメを見て、物理的に有り得ない、と鼻で笑う人も居るでしょう。(余談ですが、物理学では長ったらしい公式の後に「解は無い」と締める問題が多いそうで、物理学で解明できていない事の方が多いと聞きます。)
私もロボットアニメを見るたびに、なんて無茶苦茶なのだろう、と思います。

そんな「有り得ない」事を、しかし「つまらない」とは思えないから二次元は魅力的なのだと同時に感じることも確か。
巨大なロボットがとんでもない速度で空を飛びまわっていると、体にかかるGでパイロットは死ぬんじゃない?とか、人型兵器が空を飛ぶ意味ってあるの?とか思いつつ、敵機を軽々と一撃で墜としていく様子を見て、なんて爽快なのだろう、なんてカッコいいのだろうと、あんな速度で飛び回るロボットを羨望の眼差しで見てしまう。
そこに必要なのは、物理法に則った現実的な動きではなく、想像を超えた創造通りに縦横無尽に動く巨大な鉄の塊。
想像したことはありませんか?自分の嫌いなもの、人であれ虫であれ息も切らさず倒してしまう恣意的な様子を。
夢の中のような出来事なのですから、それは有り得ないけれど、楽しいものに違いありません。ロボットアニメ然りエロゲ然り。
どれだけ摩訶不思議な髪の色や髪型をしていようとも、どれだけ目が大きく奇抜なデザインの制服に身を包んでいようとも、幾ら美少女と謳っていても「お前ら18歳以上だろうが。少女ってナンダ」と指を刺して言いたくても、そこには有り得ない魅力がある。
大事なのは現実に即する正確な描写ではなく、虚像には虚像を用いた魅力的な大げささ加減。

そしてそれは、二次元的なイラスト描写に限った事ではなく、シナリオにも言えること。
丸戸史明氏というシナリオライターは、そういったハッタリを書く人。
一言で言うと、アメリカのホームコメディー。「ふたりは最高!ダーマ&グレッグ」や「フルハウス」など。(ままらぶの影響が大いに出ています)

「ショコラ」の感想です。

美里シナリオ
やはり、なんと言っても最後の大捕り物劇である、キュリオメンバーによるヤクザ屋敷強襲。囚われのヒロインを救い出すために仲間たちが集って敵の本拠地に向かう。なんて燃える展開なんですか!
出陣する大介に無事で戻ってきて欲しいと言いつつ白の学ランを手渡すすず。
駅に着いた途端姿を現し、屋敷の見取り図を手渡す真子さんとさやかさん。
屋敷の犬っころどもをバニラの香りで翻弄していく香奈子。
先回りして主人公を援護するRPGのヒロインのような翠。
真の実力を開放するバラさん。
大介のことを毎晩語る美里
ファミリーによるお膳立てはカンペキ。ここで決めなきゃ男が廃るって場面で、キチンと決めてくるのが丸戸的主人公像。それも自分との恋人関係としての美里を認めてくれ、ではなく親と子、家族としての美里を認めてくれ、と怒鳴り散らす大介の姿はショコラ史上もっとも痛快なシーンでした。

他のヒロインは置いておくとして(マテ
翠シナリオ
翠のシナリオと言うか彼女について。バイタリティー溢れる大介の悪友は、やはりメインよりも脇役に添えた方が輝くというもの。
実際どのルートでも彼女が一番魅力的でしたからっ!
報われないと知っているからこそ、どんな時でも大介をフォローし続け傍に居られる友人として振る舞うはずが、いざその想いが報われた途端、自分よりも香奈子へ大介を譲ろうと考えるのも仕方の無い事。彼女は大介の理想が香奈子である事をよく知っているし、彼女は自分自身大介が香奈子を愛でるのと同じくらい大介を愛しているから。そして翠も香奈子を友人と愛しているから、香奈子に認められるまでは恋人にはなれないと思うのは当然。二人ではなく、三人でなくてはならない。
にしても、キャラもそうですが声も魅力的なんですよね、翠は。ちゃきちゃきしている割に舌足らずな声。しかし、べたべたな萌え声でもない。タマネギを刻むシーンの「うるさいゴー」と「指摘しないでくれ~、死にたくなるから」は必聴です。

香奈子バット~チロルシナリオ~香奈子ハッピーエンド
3年前に分かれた二人が今尚一緒にいられる状態についての大介が言う「香奈子は空気みたいに心地良い存在」に、流石に香奈子はそう思ってないだろうから思いなおせ鈍感主人公、と。香奈子がまだ主人公を好きであることは明白なのだから、二人が元の鞘に納まるのは時間の問題と、ある種楽観めいた想像をしていたプレイヤーを、大介と共に絶望に追いやる香奈子の復讐は決意の固いものでした。
そこから香奈子ハッピーエンドへ向かうために必要なのが、アンティークの妖精チロル。しかし、幻想や奇跡とも取れる妖精なんてものを持ち出さなくても、二人の話は丸く治めることが出来たと思うのです。ではなぜチロルが存在していたのか。
大介と香奈子の問題に必然的に浮かび上がってくるのが三年前の別れ。互いが望んだ結果、別れたわけではない二人にはやり直せる余地が幾らでもあった。ましてやその時と今とではまったく状況も違う。しかし二人はやり直す事を考えず、大介は停滞を、香奈子は復讐を望みますが、それを一番に許さないとする人間が居ます。それは3年前の大介と香奈子。あの時の二人から見れば、何の障害も無いのにウダウダやって幸せにならない今の二人を見て許すはずが無いのですよ。そんな昔の二人の想いを具現し標となるのがチロル。
二人が、別れたときの気持ちを思い出すだけではなく、昔の二人が今の二人へと思いを叩きつけることで、今と昔の大介と香奈子が幸せになることが出来るギミックは、やはり有り得ない事をやってのける二次元の創作物を楽しむ醍醐味でしょうね。


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