鼠の騙し討ち

太刀打できますん

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それは、刃物(言葉)を振るった先にいた人間が、ナイフの軌道に歪んでいたようなものだ。
怪物が弱者をいたぶる時、その弱者が自分を喰らうほどの化け物だったという滑稽さを持ち、しかし、化け物は怪物を愛した。
好きだからこそいじめたい、のか、いじめたから好きなのか。
前後不覚。矛盾許容。二面性を持ちえた物語の行き着く先は一つのみ。けれどもやはり、結末は正逆だった。


何言っているのか分かりませんが、そんなこと自分が一番よく分かっています。
それくらいクリアした瞬間は頭ぐちゃぐちゃにかき混ぜられた感じ。


「いたいけな彼女」感想。みたいなものです。

まず最初にプレイしたのが陵辱ルート。この陵辱ルートに入るまでの選択肢がきつい事きつい事。彼女が作ってきた弁当を捨てなきゃならんわけですよ。ほのかに優しくしよう、と言う誘惑に何度駆られたことか。これって、ほのかを陵辱するのではなく、ある意味プレイヤーを陵辱するようなものですよね。そして、クラス単位でのほのかへ対する性的なイジメが繰り広げられるわけですが、こう、直接的なシーンに行くと、どうも不安に思えてきてしまいました。このままで終わってしまうだけなのかと。それは直前に普通の抜きゲーをプレイしていた事から起因していると思うのです。普通の抜きゲーに出てくるヒロインって大概が狂っているんですよね。ちょっと犯されたからってすぐ雌奴隷になっているんですよ。まあ、私が良く出来た陵辱物をやっていないだけかもしれませんが。ほのかもそれらと同じような者になっていくだけなのかなぁと。そう考えていたのが甘かった。ほのかが狂っている事なんて最初から分かっていたはずなのに、純愛ルートと陵辱ルートがあるなら、陵辱ルートはおまけみたいなものなのか? くらいに見てしまった自分の落ち度だ。まさか、狂っている事を許容しつつ、さらに完全な愛され方を求めてくるとは思わなかった。命令されて他の男に抱かれても構わないが、最後には拓己に抱かれたい、その言葉を聞いてどれだけ彼女を壊そうと必ず自分の元に戻ってくると確信し信頼した拓己。人に触れようとしなかった少年と、人から触れられなかった少女の教室でのHシーンでは正直涙が出そうでした。エロシーンで感動させられるとは思わなかった。

次に、陵辱ルートでの感動が尾を引き、期待度がやばいくらい高めで迎えた純愛ルート。
一言で言うと、間違えた。
プレイする順番を間違えた。
純愛ルートから陵辱ルートへと進むべきだったんですよ。むしろ製作者もそう仕向けて作っていたはず。(真偽は置いといて
この純愛ルート、先ほどの陵辱ルートで辛い思いをさせてきたほのかに対して、幸せな空気が駄々漏れな展開に頬が緩みまくりでした。そしてあの教室でのレイプシーンから挿入歌が流れるシーンでは、純愛と陵辱の相反性を出していた作品だけど、やっぱりこの物語は落とし所は一つなんだなと納得。というか満足。その上、ほのかを立派な彼女として、人として扱っているのが好ましかった。
しかし、最後の例のシーン。またしても見誤っていた。
好きな人の命令だけを聞く、好きな人の傍に居続ける、ほのかの立ち位置は陵辱ルートとなんら変わるものではありません。
しかし、主人公の中身が異なる。陵辱ルートでは、ほのかが(例え自分が下した命令でも)他の男の所へ行っても必ず戻ってきてくれ、必ず戻ってくる、と思っているのに対し、純愛ルートでは、ほのかが自分を裏切ったら彼女を殺すと言う。これは、陵辱ルートではほのかを信頼しているのに対して、純愛ルートでは彼女が裏切る事を考えている。
人として見ているから疑って、所有物として見ているから信じる事が出来る。
なんとも皮肉だと思う。出来ればいい気分で締めたかったなぁ。まあ、どの道無理な相談でしょうが。


結局は歪んだままの二人でしたけれど、正しく恋人であろうとした方が歪んで、歪んだままを受け入れた方が純愛を手に入れたように思えたのでした。

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