鼠の騙し討ち

太刀打できますん

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「月姫」シエルルートをクリアしましたので感想でも。
ちなみにネタバレ気にしない方針なのでご容赦を。


普段の学生生活を送りつつ不思議な体験をするという日常と非日常の境目を演出する作品と言うのは数多くあります。
それらの多くは最終的に日常の大切さを訴えるのが定石のように思います。
この作品で言う非日常は蔓延する死ということと、日常が吸血鬼事件関連や主人公自身の特異体質などによって非日常に割合多めで侵食されているとこによって、この月姫はその日常の大切さを分かりやすく表現していたかと。
死を見ることの出来る目を持って誕生した遠野志貴は、世界はいとも容易く壊れてしまうものだと認識しています。
シエルルートでは日常を生きていたシエルがロアによって今までの生活を奪われ、非日常に彼女の生活が転じ、その姿を遠野志貴がロアを通して感じたり彼自身が事件を通し物の死を見続け様々なものを殺したりと彼の世界は壊れやすいものと言う認識の下で進んでいくのですけれど、自分にとっての大切な人を見つけた時にあっけないほど命の大切さを知ることになり、儚いからこそ大事にしていかなければいけないし、だからこそ人々は日常を強く生きていける。と彼は言います。
そんな当たり前のことを謳った作品は多くとも、この月姫は遠野志貴の直死の魔眼を通して実に登場人物たちが納得できる形で締められているのが見事だったかと。


ここまでプレイして印象的だったのが、遠野志貴という人間は大人だなぁと。
我侭を言ってもそれは事情があるが故で、決して身勝手な我侭は言ってないように思います。
シエルルートの最後で生死をさ迷った時、9歳当時の遠野志貴が夢の中で生きていかないかと提案する。夢から覚めても植物状態で夢を見ることすら出来ない現実が待っているからと。
そこで普通のエロゲならば選択肢の一つでも入れてバットエンド直行ルートがあるものですけれど、彼は一切の迷いを見せずに現実への帰還を望む。
それは、事故、というより事件があった時からその時を境目に今までの彼とそれ以降の彼が分離しており、現在の彼はある程度成長した自分の状態しか知らないので、子供のような駄々をこねたりはしない。のかなぁ?


それと、この作品は設定が良いと言うことを聞きますが、設定が良いと言うよりもその設定を破錠しないよう、破錠しても違和感なく進行できるように作りこまれているように感じます。
最初から無茶なものを取り込んでしまえば、それ以降にありえない事が起きても読み手は許容できる。みたいな。
そしてその設定、言い換えれば環境または舞台、によって物語もキャラクターも動かされているので「いつか、届く、あの空に。」に近い印象を受けました。あの作品は枠の中で全てが動いていましたしね。
「ひぐらしのなく頃に」などはその環境を打破する物語なので、舞台で踊らされることによって出来た出題編とキャラクターありきの解答編では評価が二分されていたりするのでしょうかね。けれど、出題編でも前半の部活シーンなどによって作品の方向性などは示されていたはずですけれど。


あと、竹箒を除いたらこんな記事が
>奈須きのこ十戒の一つ『ネットワークに依存するゲームは隠居するまでやらない』
賢明過ぎる判断だと讃えます。もっと早くこの一文を見たかった(;д;)



さて、久々にエロゲの感想を書こうとしたら全然書けなくて吃驚しました。
なんかブランクありまくりで元々感想とか苦手な人間はサボると大変な事になるのだな、と。
ラノベの感想とか書いていましたけれど、ラノベは読者を考えさせるよりも楽しませる事を主としている面が強いからでしょう。まあ、あまりラノベも多くは読み込んではいないので下手な事はいえませんが。


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